新型コロナウイルスが5類に移行してから初めての夏を迎えます。旅行や帰省、花火大会など楽しみにされている方も多いのではないでしょうか。
しかし、小児を中心にヘルパンギーナや咽頭結膜熱(プール熱)、手足口病などの夏風邪が全国的に流行しており、感染者数が過去10年で最多となっている地域もありますので気を付けてください。
これらの夏風邪は乳幼児に多い感染症ですが、大人にも感染することがあります。
アルコール消毒が効きにくいウイルスで、飛沫と接触により感染するため、せっけんを使ったこまめな手洗いとうがい、咳エチケットを心がけましょう。
また、タオルの共有やドアノブ、電気のスイッチを介して家庭内での感染が広がることもあるので注意が必要です。
この夏風邪の流行は、近年のコロナウイルス感染対策の効果により、他のウイルスに感染してこなかったことが、免疫力の低下に繋がり、影響をしていると推測されています。
さらに連日の暑さによる疲労や寝不足も、夏バテの状態となり、免疫力が低下してしまうため、夏風邪にかかりやすくなってしまいます。感染予防と生活習慣を見直して、暑い夏を乗りきりましょう!