毎年この時期は、学校や会社で検診が行われます。
もし、検診で耳鼻科的所見を指摘されたら早目に耳鼻咽喉科を受診しましょう。
自覚症状が無いからといって受診を先延ばしにしてしまうと、病気の早期発見の機会を逃してしまうかもしれません。
特にお子様の場合、聴力低下や鼻づまりの症状があると、落ち着きがなく注意力が散漫となり授業に集中できなくなってしまいます。
また、6 月には多くの学校でプール開きがあり、水泳の授業が始まります。耳垢が溜まったままプールに入ると、耳垢が水を吸ってふやけてしまうため、耳栓をしたようになり、音がこもって聞こえたり、外耳道の感染、外耳炎を起こす頻度が高まります。
耳垢だけでなく、中耳炎や鼻炎も水泳で症状が悪化してしまう可能性がありますので、検診で指摘された、あるいは、現在治療中という方は、きちんと診察を受けるようにしましょう。