スタッフコラム

3月のテーマ:鼻出血

鼻出血は誰にでも起こりうる身近な症状です。多くの場合、正しく対処すれば短時間で止まることが多いですが、なかなか出血が止まらなかったり、繰り返し出血したりする場合は、病気が隠れている可能性もありますので耳鼻科を受診して下さい。

■鼻血の原因としくみ
鼻血の大部分は鼻中隔(鼻の穴を左右に分けている壁)の入り口付近にある『キーゼルバッハ部位』からの出血が鼻血の7~8割を占めています。キーゼルバッハ部位は血管が集中しています。外からの刺激を受けやすい部分でもあり、アレルギー性鼻炎による鼻づまりや痒みから、鼻を触って傷つけることもあります。また鼻腔や副鼻腔にできた腫瘍(できもの)からの鼻血もあります。

■止血法
鼻血が出るとびっくりしてしまいますが、まずは落ち着くことが大切です。
鼻血の正しい止め方は椅子などに座り、小鼻の柔らかいところ(鼻翼)を指でつまんでその体勢のまま5~10分間強めに圧迫します。
多くの鼻血はこれで止まります。この時上を向いたり、仰向けに寝たりするとのどに血が流れて飲み込んでしまうと気持ちが悪くなり嘔吐したりするので、のどに流れた血液は飲み込まずに吐き出してください。
また、ティッシュペーパーや脱脂綿を詰めることは、抜くときに粘膜を傷つけてしまうこが多いので、あまりお勧めしません。

■鼻血が出やすい季節や時間ってあるの?
冬になると鼻血の症状が出やすくなります。空気が乾燥しているため、鼻の中の粘液も乾き、傷つきやすくなるからです。また、アレルギー性鼻炎、特にダニに対するアレルギーのある人では、布団によって痒みが生じ、就寝中に鼻を触ったり、こすったりして鼻血が出ている可能性があります。鼻炎をしっかりと治療することで、鼻血の予防にもつながります。