「聞こえにくい」ということで生活に支障がある場合、補聴器の使用を検討してみてはいかがでしょうか?
一般的に平均聴力が 40 ㏈を超えると、日常生活に不便を感じることが増えていきます。
ご本人は不便を感じていなくても、一緒に暮らしている方が呼びかけても返事がなく、大きな声で話さないといけないなど、周りの方が苦労していることも多々あります。
また、難聴が軽度でも、お仕事で会話を確実に聞き取る必要がある方など、補聴に積極的な方は補聴器の適応になります。
当院では、月に2回、専門の担当者から補聴器の相談を受けられるようになっています。
補聴器の値段は様々です。値段の高い補聴器がより聴こえるというものでもありません。
患者様の耳の状態に合ったものを見つけて、使用することが大切です。
「補聴器」と「集音器」の違い
補聴器と集音器は見た目が似ているので同じようなものだと思いがちですが、機能が
大きく違います。
補聴器:聞こえが悪くなっている周波数の音を聞こえやすく調整します。当院でも細かな調整は、専門の担当者が対応しています。プロのサポートが得られ、安心感や満足感につながります。
集音器:周波数毎の細かな調整には対応していないものが多く、高音から低音まで一律に増幅します。テレビのボリュームを上げるような感じです。