スタッフコラム

9月のテーマ:耳の病気と治療方法 ~内耳 ⑤~

「耳鳴症(耳鳴り)」とは?  
実際には何も音がしていないにもかかわらず、自分の耳や頭の中で雑音が聞こえる状態を「耳鳴り」と言います。          

耳鳴りには➀自覚的耳鳴と②他覚的耳鳴2つに分けられます。 
➀自覚的耳鳴は、実際に音が鳴っているわけではなく、音の処理を行う器官の働きに異常が見られるものです。原因として、生理的なもの、加齢や騒音、突発性難聴、メニエール病、聴神経腫瘍など様々な原因で起こることがあります。          
耳鳴りのほとんどが自覚的耳鳴と言われています。 
②他覚的耳鳴は、耳の近くの血流が原因となることが多いです。

「症状」          
 ・ 「ジー」「キーン」「ドクドク」「ザー」「ピー」などの雑音が聞こえる 

「治療方法」 
 まず、症状の程度や深刻な原因がないかを調べる為に、音の聞こえの検査、鼓膜の検査、耳鳴りの大きさや音の高さを調べる検査などを行います。     
 症状に応じて薬物治療を行う場合があります。 
 一時的な耳鳴りで、すぐに症状が治まるようであれば様子を見ても良いですが、  症状が続く場合や、日常生活に支障をきたすような場合には治療が必要となる可能性があるため、早めに耳鼻科を受診して下さい。